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「私たちもやればできるんです。」


バディカフェ工房のご紹介−2

発展途上国で貧しいがゆえに学ぶチャンスがない、差別ゆえに社会に居場所がない。

「それでも私たちだってやればできるんだってことを世に示したいの。」


私たちのビジネスバートナー、バディ族女性リーダーのシータから私が聞いた言葉です。


やる、やらないの選択を同じように持つことができたら

私たちは社会の役に立てるんです。

そんな誇りを持って生きていくんです。

だから、私たちからその機会を奪わないで。


この願いは発展途上国に限らず、先進国も含むどんな国の人にも当てはまるものだと私は思っています。


工房では子育て真っ最中のママさんたちがカッコ良く働いていると前回書きましたが、今日もそうでした。子どもを抱っこ紐に付けて雨の中、歩いて出勤してくれたゆうほちゃん、今年度からパティシエール見習いで頑張ってくれています。

この前初めてマドレーヌを一人でうまく焼き上げてくれました。ふんわりとしてきめ細やかさが心地良い、とっても美味しいマドレーヌで感動しました。


製菓製造業に初めて携わる私は、初めて知っていくことが山ほどあるのですが、


マドレーヌとは、なんて繊細な焼き菓子なんだ、ということを工房をスタートさせて初めて知りました。


一手間、一手間を可能な限り丁寧に素早くこなして行き、生地を殺さないように型に流し入れる。そして慎重にオーブンに入れ、絶妙な焼き加減で常に同じレベルに仕上げていく。


はあ。なんてすごい。。。

製菓の世界に改めてうっとりします。


先日、そんなふうに思いながら子連れ出勤で新しいことにチャレンジしているパティシエール見習いゆうほちゃんが仕上げたマドレーヌを頬張っていましたら、聞こえたような気がしました。


「私たちもやればできるんです♪」


と、いう誇らしい言葉。


ほんと、そうですね。

わたしも工房スタッフたちに背中を押してもらいながら、やればできる〜♪と、気負いせず口ずさみ、かつ真剣に自分の旅路から逃げずに進む者でありたいな、と思います。



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