7月9日(土)名古屋芸術大学・教育学部主催で「子どもの未来のために私たちができること〜」をテーマとした講座の講師として呼んで頂き、バディカフェの働きについて、また私たちが支援するネパール・バディ族の子どもたちの様子をお伝えする機会が与えられました。
その講義後の質疑応答の時間に、学生から「(前任者から)バディカフェを任された時、失敗したらどうしようとか怖くなかったですか?」と質問を受けました。私はそれを聞いて「なるほど〜。」と心の中で思いました。「そう考えるパターンもあったのか〜」と。笑。
基本、物心付いた時から「やってみないとわからない。」と怖さより好奇心が勝つ性質の持ち主なのですが(がゆえに私の幼少期はケガや事件の数が多かったです。)好奇心というか「失敗してもいいからやりたい。失敗しても絶対助けが来る!」という気持ちが強くあり、クリスチャンなので「神様がこの働きに私を呼んでくれているならきっとできるはず」と単純にバディカフェの代表を引き受けた、その時を思い出しました。
「失敗してでもやりたい!」と思えるほどの自分が求めていた価値感と一致する働きに出会えることは、とても幸せなことだと思っています。私にとり、それがバディカフェです。
だから本当にバディカフェの代表に就任してからの私は、失敗しては学んでと生傷が絶えない道のりを進んでいます。でもそうやって時に冷や汗もかきながら、周りとお客様にその都度許していただき、たくさん助けられ温かく次のチャンスをいただき、見守られながら「今の私たちにできることは何か」を常に考え実行する、の繰り返しで学び今も奮闘しつつ進んで行けています。
その質問をしてくれた学生に、私は「大丈夫だよ。私も含め先に社会に出ている人たちみんな、失敗だらけです。あなたから見る『成功している人たち』の共通点はただひとつ、『失敗してもやめていない』ということだけで。失敗とか成功とかでやる・やらないを決めるのではなく、『やりたいならやってみる。』『続けたいなら続ける』それだけなんです。」と応えました。
特に就任と同時にコロナ禍に世界は突入し、輸入のルートは全て遮断され、ネパールはロックダウン、日本にも緊急事態宣言が出される事態に一瞬途方に暮れましたが、できなくなったことは潔く忘れて、今しかできないことに集中!と進んで行きました。実際にそうやって動き出したらたくさんの人たちがバディカフェを助けに来てくれました。
そんなことを振り返ることができた、学生からの素敵な質問のひと時でした。
きっとこれを読んでくださっている皆さんにも今、懸命に奮闘している何かがおありかと思います。皆さんのお働きも心から応援しています。これからも共に今の時代を進んで行くことができれば幸いです。今度もバディカフェの挑戦に応援をよろしくお願いいたします。
筆者:ウィリアムズゆり
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